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Jリーグ 第5節 対横浜A

3月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第5節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (14:04/日産ス/27,764人)
得点者:42' 栗原勇蔵横浜FM)、54' 土居聖真(鹿島)、80' 野沢拓也(鹿島)、87' 柴崎岳(鹿島)

前半セットプレーから先制されるも、後半3点取って3-1の逆転勝利。
現在世代交代中であり、若いチームには全てがいい経験だが、
今回みたいな逆転勝利は特にいい経験になる。

前半はマリノスのハイプレスもあり、なかなか形が作れず。
特に遠藤は、乗れないまま途中交代になってしまった。
遠藤はもう少し波をなくしてもらわないと。
悪ければ悪いなりに形を作れるようにしないと厳しい、もう中堅なのだから。
前半の最初の15分は特に中村に2回ほどシュートチャンスがあった。
どちらも左サイドから侵入して、ペナルティ内でのチャンス。
DFが前にいるなど、シュートは巻いて決める必要があったり、簡単ではない。
ただ、中村なら決めてもおかしくないシーン。
ここらへんを決められるかどうか。
2列目の競争に勝てないと、来シーズンは契約切れとなる可能性も充分ある。
そのあとは試合からも消えてしまったしね。正念場。
前半終了間際にコーナーから栗原のヘッドで失点。
栗原に先に飛ばれて俊輔のキックをそこにピンポイントであわせられたら、
もう失点はある意味仕方がない。もう少し体を寄せられるかどうか。
これは本職のサッカー専門家に防ぐ方法があったら聞いてみたい。

後半立ち上がり、土居のゴールで同点。
これが大きかった。
ソガのフィード、青木、柴崎、遠藤、伊東とダイレクトパスがつながり、
ダヴィへのパスかと思われたが、少し流れてちょうど土居の正面へ。
土居がうまく前を向いて、ワンタッチ(空中でダブルダッチ?)で栗原と
中澤の間をすり抜け、キーパーとの一対一を落ち着いて決めた。
ああいうスピードで抜けるシーンが増えれば、土居の良さが生きる。
これからも積極的にドリブルして欲しいな。

同点に追いついてからは鹿島ペース。気温が暖かいこともあって、
前半飛ばしたマリノスの運動量が少しずつ落ちてくる。
2点目はカイオが突っかけて、そのこぼれを柴崎がひろったところから。
拾った位置がペナルティエリアの少し外で、ミドルも考えられたシーン
だけど、柴崎からの選択肢は、往年の名波のような浮き球のパス。
そのパスを受けた野沢のダイレクトスーパーボレーが決まった。
ハイライトで名波が言ってたけど、まさに「一流のパスに超一流のシュート」。
あれを決められるのは野沢かベルカンプかってぐらい。(古いかな)
1.3列目をやらせれば野沢もまだまだいける。

3点目は相手のロングボールのセカンドボールから、ダヴィ、小笠原、
カイオとつないだ形。
カイオはノンプレッシャーなら、スピードにのったドリブルでボールを運べる。
プレッシャーがあっても、相手を背負っての形でなければ、足元の技術で
交わしていける。
今はワントップは難しいけど、体ができてくれば、将来的には可能性あり。
パワーはダヴィに負けても、スピード、技術はダヴィ以上かも。
将来が非常に楽しみ。
カイオがドリブルで運び、柴崎がDFラインの裏へ抜けたところにスルーパス
それをダイレクトで決めた。
柴崎の動き(動きなおし)が絶妙で、一度裏へ抜けようとしたときに
パスが来なかったので、一旦動きなおして、プルアウェイして抜け出す。
本職のFWのような動き。
シュートもキーパーのタイミングを外すようなテンポで、かつ正確に
逆サイドネットへ流しこむ。
FWのお手本のようなゴールで、まさにセンスの塊であることがわかりました。
以前から分かっていることではあるけれど。
解説の秋田も言ってたけど、波を無くすようにしないと、ということかな。

全体的には3点ともきれいな形で、何回みても飽きなかった。
みんな若いのでこれからが楽しみ。
特に左サイドは豊川、ジャイール、カイオ、中村と高レベルなポジション争い。
やっぱりこれが鹿島だよね。