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フットボールサミット第34回 柴崎岳 レビュー

フットボールサミット、柴崎岳特集を購入。

最初は本人のインタビュー、いつも通り、良く言えば自分の芯がある、悪く言えば頑固さがうかがえるインタビュー。
自分のできること、できないことを良く理解しているのは分かっていたけれど、出来ないこと、不向きなことの改善に関して、以前ならぼかしていたところもあったけれど、今回ははっきりキャプテンは向いてない、など言っているところもあり、少し意外であった。プレースタイルに関しても2列目から3列目、センターハーフ的なポジションでやっていくんだという強い決意を感じた。

その後はユース代表コーチの池内さんのインタビュー。さすがに岳の特徴をよくつかんでいて、当を得ていた。
ドリブルでもワンツーでもなめらかに、よどみなくボールを動かし、ゴールにつながるプレーが柴崎の良さだと思う(ジョルジが言っていた2012年ナビスコ決勝の2ゴールのように)し、逆に悪いプレーは少し止まった時に軽いプレーがでてしまうことだろう。
頻度は減ってきているけれど、今でも軽いプレーはあるし、この前のナビスコ神戸戦なんかはそれでゲームが決まってしまった。前述のウィークポイントではないけれど、ここらへんを自分でどう考えているかを本人のインタビューで聞いて欲しかった。

後半はサッカージャーナリストの意見。
パサーとして見ている意見が多い中、西部さんの方が柴崎の性質をよく分かっている感じで、「守備力のあるトップ下」として代表での立ち位置を考えていた。アジア特化の司令塔枠では先が無い、というわけだ。中途半端にピルロ的な立ち位置になるより、そちらの方が岳らしさを出せるかもしれない。スピードやドリブルといったわかりやすい個の力ではないだけに、ヨーロッパでは良さを見せられるか不安なところもあるけれど、その分はまったら、「これぞ日本の柴崎だ」という唯一無二の存在になるかもしれない。

ライターさんの記事は2つに分かれていて、ポスト遠藤というかパサー、ゲームを仕切る存在になって欲しい(代表においても)という意見と、よりゴールに絡むプレーが求められる、得意なのではという意見。
僕の意見もどちらかといえば後者で、若い時の満男のように、もっと自由にゴールに絡むプレーを選択してよいのでは、と思う。具体的に言えば、目標は3冠ではなく、10点10アシストにして欲しいとも思う。

もっと伸びて、代表に定着、海外に行くのであればあと1年でいなくなるのも仕方ないと思っています、残念ですが。行くのも仕方ないと思わせるぐらいのレベル、実績を残す存在になるのを期待しています!