サッカースカウティングレポート 超一流の分析/小野 剛
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仕事の合い間を見て、一気に読了。
印象としては、スカウティングのテクニック自体に関する情報より、
指導者がスカウティングをもとに、どのように選手に接するか、
といったコーチング書といった感じ。
スカウティングの目的がただ、「サッカーに勝つ」ことだけではなく、
選手をいかに「育てる」かに主眼を置いていることを考えれば、
コーチング論につながるのも仕方ないか。
ただ、そういった広義での「教育論」にも、小野さんの人柄、人格が
表れていて、好感が持てた。
サッカーが日本に本当の意味で根付けば、社会の写し鏡としてのサッカー
ではなく、サッカーが社会を変えていくことができるかもしれない。
そういう情熱を持った人がサッカーに関わっているのを改めて認識した。
個人的にはもっとスカウティングに関して、マニアックに
書いてもらっても良かったのだが。
面白かったのは、
①常にディフェンスラインを想定しながら見る。
（自分の中のラインの位置と、実際のラインのギャップがあるときは、
FWとの駆け引きやDFラインの乱れが生じている。）
②コーナーキックでの駆け引き
（文中でも触れられているが、いかにプラス1をつくるか、
マイナス1をごまかすかという駆け引き）
の2点。
これからサッカー見るときに、ノートつけてみようかな。
と思って、帰りにモレスキン買ってしまった。
衝動買いはコワイ。
